【ベルギー安楽死】うつ病 or 精神疾患でも安楽死が認められている理由 (2024年9月時点の最新情報)

ベルギーはオランダに1年遅れること2002年安楽死制度が成立しています。

オランダの2001年成立に続く、翌年の成立です。

mufmuf-6262.hatenablog.jp

 

『オランダ』と『ベルギー』『ルクセンブルク』は3カ国合わせてベネルクス3国(Benelux)と呼ばれます。古くは大国フランスとドイツの対立における緩衝地帯でもありました。

第2次世界大戦後は密接に協力関係を築いてきたので、安楽死制度の構築に多少の違いはあれど、大枠はオランダの仕組みと変わりません

しいて言えば、ベルギーの安楽死制度は国家制度にも関わらず、部分的に周辺国からの安楽死を受け入れていることぐらいでしょうか。

 

ベルギーもオランダ同様、安楽死『終末期の選択肢』として、完全に一般市民に定着しています。利用者は多いです。

利用者データはこの通りですが、2021年では2700件で毎年の全死亡者数の内、安楽死で亡くなられた方は2.4%を占めています。

2022年には2966人と増加傾向で、昨年2023年では3000人を超えています。

 

10人中8人は余命宣告を受けた末期の患者さんです。またベルギーでは2014年以降は、成人だけでなく子供も、病気が末期段階で壮絶な苦痛を伴っている場合は、親の同意を条件に、安楽死が認められています。

(※ちなみに安楽死合法国の多くは、成人の安楽死親族の許可は必要なしです…個人の意思が優先されるので)

 

ベルギーの安楽死で有名人と言えば、日本でも大きく報道された『マリーケ・フェルフールト』さんでしょう。

安楽死・初心者の方々も、この写真はどこかで見たことあるのではないでしょうか。

パラリンピックの金メダリスト 2019年に安楽死

 

上記の文章は彼女の状況をさらっと記述していますが、実際は試合中も日常でも壮絶な痛みで、時には眠れずに暴れるほど辛かったようです💧

それでも安楽死という『お守り』を手にしてからは、10年以上も耐えて生き続け、素晴らしい実績を残したのは素晴らしいとしか言いようがありません。

 

またベルギーは未成年や若年層の安楽死も適用対象として受け入れています。

いわゆる『精神疾患が対象の安楽死』は、否定されることなく認められています。

※⇧はイギリスのメディアが取材し報道した記事です。

エイミーさんは身体的な病気を持っておらず、精神症状を除けば、健康的といえる人物です。実際に歯を食いしばって生き続け、物理学の学位も持ち、本も書いている程です。

ベネルクス3国やスイス、ドイツでは精神疾患のケースは多数ありますが、多くの点で共通しているのは『10代で発症』『3回以上は未遂を試みている』ことでしょう。

特に30代未満のケースは、ほぼ上記2つが共通点となります。

原文を読みたい方はどうぞ⇩

news.sky.com

 

『ALS患者嘱託殺人』の女性『林優里』さんの言葉 
「生きるための安楽死  つまり…
『お守り』としての効果が絶大というのは『世界普遍の事実』です。

https://ameblo.jp/tango522/entry-12379211240.html

そろそろ日本も…

『不治の病からの壮絶な苦痛&末期の不快感
…それらに精神的に苦悩する患者さん』

をヘンテコリンな生命至上主義苦行信仰大義にして(あと医師の金欲…)、

強制的に生き続けよう&生かし続けよう…という呪縛を捨て去るべきでしょう。

youtube.com

 

ありがとうございます。